Ice Box

Device Owner モードの設定

Ice Box を root 化なしで使える Device Owner モードの設定方法です。アカウントを一時的に削除し、パソコンで ADB コマンドを 1 つ実行します。一度設定すれば、再起動やシステムアップデート後も有効です。

2026-10-22 更新

端末を root 化済みなら、Ice Box を開くだけでそのまま使えます。面倒な設定は必要ありません。root 化できない端末で、一度設定すればずっと使える方法を探しているなら、Device Owner モードを利用できます。設定にはパソコンとの接続が必要です。始める前に、このページを最後までお読みください。

デバイスオーナーとは#

デバイスオーナー(Device Owner)は Android の企業向け管理フレームワークにある機能で、root 化しなくても任意のアプリを凍結・解凍できます。Ice Box が使うのは、このうち「アプリの凍結」などに関わる機能だけです。

  • 1 台の端末に設定できるデバイスオーナーは、同時に 1 つだけです。
  • 設定できるのは、ADB コマンドか QR コードを使う方法だけです。端末の設定で「デバイス管理アプリ」をオン・オフしても、この権限は得られません。
  • 一度設定すれば、再起動やシステムアップデートのあとに設定し直す必要はありません。

始める前にお読みください#

中国メーカー製端末のシステムには独自の機能が数多く加えられており、Device Owner モードとの互換性に多少の問題が出ることがあります。よくある例は次のとおりです。

  • Samsung 端末では、システムによってパスワードがロックされることがあります。必ず先に Samsung 端末に関する注意事項をお読みください。
  • アプリを凍結するたびにアンインストールのメッセージが、解凍するたびに権限のリクエストが表示されます(Huawei、Smartisan)。
  • 通知領域に「デバイス管理者が有効です。タップしてオフにします」といった通知が点滅します(OPPO、vivo)。
  • システム標準のデュアルアプリ(アプリの複製)機能が使えなくなります(Huawei、MIUI)。
  • 解凍した直後のアプリがネットワークに接続できないことがあります。アプリを閉じて開き直せば直ります(OnePlus、Smartisan など)。

上記の問題を受け入れられない場合は、ADB モードやワイヤレスデバッグモードを検討してください。どちらも root 化は不要ですが、端末を再起動するたびに有効化し直す必要があります。

有効化ツールを使うか、コマンドラインを使うか#

ADB やコマンドラインの操作に慣れていない場合は、有効化ツールを優先して使ってください。結果はコマンドラインで設定したときとまったく同じです。

パソコンがない場合は、QR コードで設定する方法を試せます。結果はまったく同じですが、先に端末を初期化する必要があり、中国メーカー製端末のシステムの一部では使えません。

コマンドラインでの設定手順#

  1. 端末が Android 7.0 以降で、最新版の Ice Box がインストールされていることを確認します。あわせて、ADB コマンドの使い方を理解していること、このページを最後まで読んだことも確認してください。
  2. Sony 端末の場合は SIM カードを取り出します。Xiaomi 端末の場合は、開発者向けオプションで「USB デバッグ(セキュリティ設定)」をオンにし、「MIUI 最適化」をオフにします。
  3. 端末の「設定」>「アカウント」を開き、Google、Xiaomi、Huawei などのシステムアカウントを含め、すべてのアカウントを削除します。設定が終わったら、もう一度ログインしてかまいません。
  4. 複数ユーザー、ゲストモード、デュアルアプリを設定している場合は、それらもオフにするか削除します。設定が終わったら、また有効にしてかまいません。
  5. パソコンで次のコマンドを実行します(端末上のターミナルエミュレータでは実行できません)。
adb shell dpm set-device-owner com.catchingnow.icebox/.receiver.DPMReceiver

Success のような文字が表示されれば、設定は完了です。Ice Box を開けばすぐに使えます。削除したアカウントを追加し直してもかまいません。

ADB ツールは Google の公式サイトからダウンロードできます:Windows、macOS、Linux。

設定がうまくいかない場合#

「'adb' は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません」と表示される#

パソコンのコマンドライン操作に慣れていない可能性があります。ワンクリック有効化ツールか Web 版有効化ツールで有効化することをおすすめします。

有効化ツールが読み込み中のまま進まない#

有効化ツールの圧縮ファイルに含まれるファイルを、すべてパソコンに展開してから操作してください。端末のストレージには展開しないでください。また、圧縮ファイル内の exe を直接ダブルクリックしないでください。

「error: no devices/emulators found」と表示される#

端末がパソコンに接続されていません。端末で USB デバッグがオンになっているか、パソコンに端末のドライバが正しくインストールされているか、スマートフォン管理ソフトや PC 管理ソフト、ウイルス対策ソフトが接続を妨げていないかを確認してください。

「Not allowed to ... already several accounts on the device」と表示される#

手順 3 のアカウントが削除しきれていません。Google アカウントや、システムに組み込まれた Xiaomi アカウント、Huawei アカウントなどを含め、端末のすべてのアカウントからログアウトしてください。Sony 端末の場合は、SIM カードを取り出してから再起動してください。

「Not allowed to ... already several users on the device」と表示される#

手順 4 の複数ユーザーやデュアルアプリが削除しきれていません。複数ユーザー、ゲストモード、デュアルアプリをすべて削除するか、オフにしてください。

「Trying to set the device owner, but device owner is already set.」と表示される#

端末ですでに別のアプリがデバイスオーナーに設定されています。1 台の端末に設定できるデバイスオーナーは 1 つだけです。設定されているのが Island や BlackHouse(小黑屋)など Ice Box と連携できるアプリなら、Ice Box で対応する動作モードに切り替えれば、そのまま使えます。詳しくはその他の動作モードをご覧ください。

Xiaomi 端末で「Neither user xxx nor current process has android.permission.MANAGE_DEVICE_ADMINS」と表示される#

端末の設定の開発者向けオプションで、「USB デバッグ(セキュリティ設定)」を手動でオンにしてください。それでも解決しない場合は、「MIUI 最適化」をオフにしてから、もう一度お試しください。

設定後によくある質問#

通知領域に「このデバイスは組織によって管理されています」などと表示されるのは正常ですか?#

正常です。これは Device Owner モードの仕組みによるものです。この文言はシステムが表示しているため消せませんが、Ice Box の「Laboratory」(ラボ)にある「Organization Name」(組織名)で、組織名を好きな文字に変更できます。

一部の端末の設定に、デバイスオーナーはカレンダーやメールなどの個人情報を読み取れると表示されます。Ice Box は読み取りますか?#

読み取りません。Ice Box が使うのは、デバイスオーナーの権限のうち「アプリの凍結」などに関わるものだけです。関係のない権限は使わず、カレンダーやメールなどの情報を読み取ることもありません。

使うのをやめるとき、Ice Box の権限はどうやって解除しますか?#

まずすべてのアプリを解凍してから、Ice Box の設定で「Uninstall」をタップします。確認すると、デバイスオーナーの権限が解除され、Ice Box がアンインストールされます。詳しくは Ice Box のアンインストールをご覧ください。

以前に Root モードや ADB モードで凍結したアプリを解凍できないのはなぜですか?#

動作モード同士には互換性がありません。Ice Box の「Laboratory」で元の動作モードに切り替えてください。アプリは、凍結したときと同じモードで解凍する必要があります。

解決しない場合はよくある質問をご覧いただくか、Ice Box の「Feedback」からメールでお問い合わせください。